昨日の夕方、荘内病院で緩和ケアコンサートのリハがありました。
今回はトリオ・ルバートのお二人(ヴァイオリン&ギター)とご一緒できるということで、初合わせ、とーっても楽しみにしていました!
ピアノとヴァイオリンの豪華伴奏で歌うなんてめったにできることではなく・・・。
音が鳴り始めるまではすごいドキドキしてたけど、路さんの癒しのピアノ、斎藤さんの優しいヴァイオリンの音色が重なって・・・アルファー波・・・毛穴がひらくぅ・・・って感じで(笑)
歌っていてとーっても気持ち良かったです!!
今回のコンサートは、荘内病院で取り組んでいる 『 緩和ケア 』 を一人でも多くの市民に理解していただくためのコンサート、ということで、プログラム構成もみんなで悩みに悩んで、夜の病院でやっと決定した、という感じでした。
その中で病院の方から、「聴いてくださる方の中には末期のがんの患者さんもいらっしゃる。」ということもお聞きしました。
私は、私たちの演奏を聴いてもらって、少しでもゆっくりした気分になってもらえれば嬉しい、音楽の力で明るい気持ちになってもらえたら、という思いでプログラムの話し合いをし、リハに向かいました。
でも正直に言うと、
生きること、そしてその先のこと、を必死に受け止めて、精一杯がんばっている方たちに、
・・・どんな話をすれば病気のことを忘れ心から笑ってくれるだろう・・・
・・・少しの間だけでも明るい気持ちになってくれるだろうか・・・
・・・こんな私が前に立って歌なんて歌っていいんだろうか・・・
なんて思いはじめ、なんだか臆病になってしまいました。
考えて、考えた結果
なにかしてあげようとか思わない。
人生の先輩方が、限られた時間、今、を精一杯生きている姿から、私も勉強させてもらおう。
私の方こそパワーをもらおう。
ひとりでも、来てよかった、って思ってもらえたらいいな。
そんな気持ちで歌おうと思いました!
みなさん、未熟者ふつつか者ですが、なにとぞよろしくお願いいたします